ロールストランド(Rorstrand)ヴィエタ/ヴィータ(Vieta)のスクエアボウルが入荷しました。
ロールストランドでアートリーダーを務めた事もあるによるCarl-Harry Stalhane(カール=ハリー・スタルハネによるデザイン。
花瓶などのアートピースを手掛けることの多かった為か、スタッキングしやすいカップや、使い勝手良く他の食器とも相性の良いフォルムをベースとしながらも釉薬の色の選び方と配色が秀逸。
単純に緑ではなく、日本の伝統色であもある、草色もしくはさらに、言えば老竹色に近い主色、それに土の色である茶色を配色したなんとなく侘び寂びを感じるような味わい深い色の選択と、配色が美しいです。
比較的肉厚な作りで、普段使いにも良く、お客様にお出ししても良い雰囲気の食器と思っていただけるシリーズだと思います。
ちなみにVietaとは、人名のようでヴィエタと読むことが多いようですが、ヴィータと併記しておきます。
ヴィエタさんを想いながらデザインされた器なんでしょうね。
メーカー | Rorstrand(ロールストランド) |
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シリーズ | Vieta(ヴィエタ/ヴィータ) |
デザイナー | Carl-Harry Stalhane(カール=ハリー・スタルハネ ) |
年代 | 1964-74 |
サイズ | 直径約22cm 高さ6.5cm |
コンディション | 髪の毛幅程の小傷が5点ほどあるのみで、色艶も良く、非常に良い状態です。 |
Rorstrand
ロールストランド
1726年に王室御用達窯として創業。高尚な装飾にとどまらず、高い芸術性によってヨーロッパや世界にコレクターを獲得していきました。その後順調に順調に業務を拡張していき、1873年フィンランドのアラビア地区にアラビアを設立。
特に1945年の第二次世界大戦後、芸術性だけに止まらず、機能性も高めたスカンディナヴィア・デザインを展開し、その機能性の高さから一般家庭にも浸透、業務を拡大していきました。
現在でも、モナミやエデンなど復刻版が発売され人気の様子をみると、色褪せることのない当時のデザイン力の高さが伺われます。