グスタフスベリ(Gustavsberg)テルマ(Terma)シリーズのコーヒーポットです。
伝説的なスウェーデンの展覧会「H55」への出品にむけ、スピサ リブに合わせて使える様にと、スティグ・リンドベリがデザインしたと言われるシリーズです。
厚手で堅牢な作りで、バックスタンプに記載されている通り直火で使用できる様になっており、当時の最新の耐熱素材を利用し、当時としては斬新なアイデアであった『調理器具であり、食器でもある。オーブンから食卓へ』というアイデアを実現。計10種類がリリースされました。
仕上がりは茶色のマットな釉薬で仕上げられており、スピサ リブに限らず、暖色系の食器にはよく合いそうです。
飽きの来ないデザインは、生活の中にしっくりと溶け込み、25年近くに渡って愛されたロングセラー商品です。
メーカー | GUSTAVSBERG(グスタフスベリ) |
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シリーズ | Terma(テルマ) |
デザイナー | Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ) |
年代 | 1940-1950 |
サイズ | 直径約10cm 高さ約20cm(蓋の上部まで) |
コンディション | マットな釉薬の為小傷はあまりつきませんが、側面下部に製造時のものと思われるスレ傷等あります。オリジナルステッカーもあり、状態は良好です。 |
GUSTAVSBERG
グスタフスベリ
1600年代半ばにレンガ工場を起源とするGUSTAVEBERG/グスタフスベリは、1825年に陶磁器の製造を本格的に開始。1917年ウィルヘルム・コーゲをディレクターに迎え、「より美しくより安価な商品をより多くの人へ」というポリシーのもと、多くの美しくかつ実用的な陶磁器を生産し、スウェーデンを代表する陶磁器メーカーの1つに成長しました。
1900年代半ばにはアートスタディオを設立し、コーゲのポリシーを継ぐスティグ・リンドベリがアートディレクターに就任。後にグスタフベリを代表する作家となるリサ・ラーソン他の力のあるデザイナー達により、多くの優秀な作品を生み出しました。
残念ながら今では衛生陶器の生産がメインになってしまいましたが、工房ではリンドベリの復刻版の生産も続けられています。