Rorstrand(ロールストランド)Mon Amie(モナミ)のティーカップ&ソーサーが入荷しました。
フランス語で「親しい友人」という意味。1940年代の雨降りの夏の終わりにスケッチしたラブラドールティーの花、それをデザイン化したのが、このモナミだそうです。
ラブラドールティーとは、日本でも北海道や東北の高山地帯に生息する、綺麗な白い花を咲かすイソツツジのこと。日本ではあまり話題にならない高山植物が、世界中で知られるモナミの柄になっているなんて不思議ですね。
角のないフォルムと、奥行きのある柔らかい薄い藍色が、上品な雰囲気を醸し出すロールストランドを代表する名品で、国際的なショーで何度も金賞に輝き、35年もの間生産され続けました。
メーカー | Rorstrand(ロールストランド) |
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シリーズ | Mon Amie(モナミ) |
デザイナー | Marianne Westman(マリアンヌ・ウエストマン) |
年代 | 1952-1987 |
サイズ | カップ径約10.2cm 高さ約5.8cm ソーサー径約15.5cm |
コンディション | 製造時の釉薬の凹凸、光にかざすと見える程度のうっすらとしたスレがソーサーに広がります。微細な傷があるもののヴィンテージとしては少なく、色艶もしっかりあり、ヴィンテージとしては良い状態です。 |
Rorstrand
ロールストランド
1726年に王室御用達窯として創業。高尚な装飾にとどまらず、高い芸術性によってヨーロッパや世界にコレクターを獲得していきました。その後順調に順調に業務を拡張していき、1873年フィンランドのアラビア地区にアラビアを設立。
特に1945年の第二次世界大戦後、芸術性だけに止まらず、機能性も高めたスカンディナヴィア・デザインを展開し、その機能性の高さから一般家庭にも浸透、業務を拡大していきました。
現在でも、モナミやエデンなど復刻版が発売され人気の様子をみると、色褪せることのない当時のデザイン力の高さが伺われます。